沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません


「さぁ~皆さん、二人を祝福する時間ですよ」



スピーカーから聞こえる茜ちゃんの声に、「わ~いわ~い」とみんなが階段をのぼってきた。



広い階段の両側。

一段に一人づつ立つ、制服姿の元・クラスメイト達。

ニコニコ微笑みながら、色とりどりの花ビラを手のひらに乗せている。



身をかがめながら、私のところに近づいてきたのは友梨佳ちゃん。



「由乃お義姉ちゃん、これを持ってね」と、広げた傘を渡してきた。



陸翔の彼女になったからって、お義姉ちゃん呼びはまだ早いよ。



……なんて

……そんなこと、今どうでもよくて。

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