『春・夏・秋・冬』
「プレゼント、マジありがとな!早速開けていい!?」


5日を迎えた俺達4人は、仕事帰りにファミレスに来ていた。


テーブルにはビールやピザ、デザートのケーキ数種などが並んで、俺は嬉しくてガサガサと一番大きな包みを開け始めた。


「私は前にワンピースもらったから同じ服という事で。このジーンズ高かったんだからたくさんはいてよね」


隣の席の春が満面の笑顔でこっちを見ている。


この笑顔でときめかないよう、俺は変に視線を外しながらお礼を言った。


「次これ開けて?私のは気持ちを込めた手作りだよ」


正面に座って少し照れながら笑う秋が包みの一個を指差したから、俺は頷いて開けた。


「わわっ、何この可愛い人形は!?しかも売ってるみたいに完璧じゃん!ありがとう!」


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