恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
「着られましたが……すみません、やっぱり、私にはハードルが高かったです」
彰人さんがじっと私を見るのに耐えられなくて、視線を落とす。
お腹の前で組んだ手をすり合わせている私を、近付いてきた彰人さんが両手を広げて引き寄せた。
彰人さんの纏ういい香りにふわりと包まれる。
「すごく、似合ってる。思っていた通りだ」
「そんな……私などでは、ドレスに申し訳なくなります」
素直な気持ちを口にすると、彰人さんはなぜだかクスッと笑う。
「なにを言ってるんだ。自分では気づいていないかもしれないが里穂子は素材がいいんだ。もっと自信を持ったほうがいい」
彰人さんは腕を解き、私の額に口づける。
「ほかにも着て見せてくれ」
そう言って、次のドレスを手に取った。