恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
「今日は、報告するつもりでいたので、お会いできてちょうどよかった」
「報告……?」
お義母様の表情に緊張が走る。じっと彰人さんを見つめる目が鋭く真剣で、咄嗟に見なかったことにしようと視線を落とした。
「ええ。少し前に、彼女と入籍しました。神田里穂子さんです」
「なんですって? 入籍?」
「はい。彼女のご両親にもお会いし、お許しをいただけましたので」
お義母様は彰人さんを見つめたまま、固まっている。どれだけ衝撃的だったのか、その表情で一目瞭然だ。
私の動悸も、張り詰めた緊張感と共にどんどん大きく早くなっていく。
「そうか。このような場ではなく、もっと早く知らせてほしかった。おめでとう」
「ありがとうございます」
お義父様のほうはその場ですんなりと入籍の報告を受け入れてくれ、お義母様とは真逆の対応に内心動揺する。
「これでもう、相手を見つけていただく必要もなくなりましたので。これまでご心配をおかけして申し訳ありませんでした」
「私はそんな話、聞いてないわ!」