恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
「大切な娘さんをこのような形で帰してしまったこと、私が至らなかったばかりに申し訳ございません」
土下座のように頭を下げた彰人さんに、両親が慌てて「頭を上げてください!」と声をかける。
「もう一度、私にチャンスを与えていただけないでしょうか」
彰人さんの言葉に、死んでしまったように停止していた感情が動き出す。
彰人さんは、私を迎えにきたの?
お義母様が反対しているのに、どうして……?
「急で申し訳ありませんが、里穂子さんを東京へ連れて帰ってもよろしいでしょうか? すべての問題を解決させて、里穂子さんにつらい思いはもう二度とさせません」
それに両親が了承し、彰人さんが両親に「ありがとうございます」と言ったのを耳にした直後、彰人さんが私の腕を引く。
「里穂子、行こう」
「え、あの、彰人さん!?」
あっという間に家から連れ出され、実家の前で停車していたタクシーに乗せられた。