恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
「この部屋は俺の所有する部屋だ」
「え……? 筧さんの」
「少し前に購入した、プライベートの住まい」
まさか彼の住まいだとは思わず驚いたものの、でも妙に納得がいく。このレベルの部屋を所有できるような身分の人だからだ。
「で、どうしてここに君を連れてきたかというと……」
やっと話の真相がわかる瞬間が近付き、鼓動が速まっていく。
じっと彼の次の言葉を待ちながら顔を凝視した。
「ここで家政婦をしないか?」
「……え。か、家政婦、ですか?」
「ああ、ちょうど越してきて、雇える人間を探そうと思ってたところだったんだ。そんなタイミングで、いい人材が降ってきた」
真っすぐな視線を向けられて、思わず自分を指さし「私ですか!?」と訊く。
筧さんは口角を上げ「そういうこと」と言った。