恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました


「そんなこと自分で言っている時点で大丈夫だと思うが?」

「え、あ」


 まぁたしかに、そんなことするつもりはまったくない。

 ただの例え話ではあるけれど……。


「まぁわかった。じゃあ今日一日、採用するかどうかお試しをするということにしよう。それなら安心するか」


 筧さんは「じゃあ」と言って私になにかを差し出す。それはここの部屋に入るために使っていたカードキーと、ブラックカードだった。


「俺はこれから社に戻る。帰宅は十八時頃を予定している」


 そう言いながら玄関に向かっていってしまい、スーツの背中を慌てて追いかける。

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