恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
天を仰げば、真っ青な澄み切った空。
都会のビルの上から見上げる空も、これだけすっきりと晴れていると気持ちがいい。
今日は風もないから、屋上で昼食を取るのも悪くない。
「お待たせー!」
「すみません! ありがとうございます」
両手にビニール袋を下げた若菜さんの姿に、思わず立ち上がる。
会社のビル前に、たまにやって来る移動サンドイッチのお店が久しぶりに来ていて、今日のランチはそこのサンドイッチにしようということになったのだ。
お昼休憩で会社を出ると、キッチンカーの前にはすでに周辺オフィスからの客が並んでいて、若菜さんが列に並ぶ代わり、私が屋上の場所取りに行くことになった。
屋上も今日のように天気がいいと、お昼を取る人が結構上がってくるのだ。
「ううん、里穂子ちゃんも場所取りありがとー。食べよ食べよ」
若菜さんは「これ、フルーツサンドね」と、私のお願いしたサンドイッチを袋ごと渡してくれる。