恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
若菜さんが明察すぎて、食べることを止めてじっととなりを見てしまう。
若菜さんは「あ、ごめんね。もし本当にご両親のことでってことだったら、不謹慎な話だし」と苦笑いを見せた。
「ごめんなさい。その通りです」
「え……。じゃあ、やっぱり?」
「はい」
私の返事を聞き、若菜さんは「そっか……」と小さく息をついた。
「あんなことがあった日の翌日に休んだから、もしかしたらとは思ってたんだよね。で、なにがあったの? もし、話せるなら話してみて」
「はい……」
どこから話せばいいのかと、記憶を整理する。
「あの日、帰って夕飯を作っていたら、湯島くんが帰ってきて……一緒に食べるって聞いたら、怒らせてしまって」
「えぇ? なんで怒るの」
「飯なんか食う気になれるかって。空気読めないのかって、言われてしまって……」
「嘘、ひど……」