恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました
「ありがとうございます。でも、実は、次の仕事を昨日見つけまして……」
「えっ? 仕事って、まさか、変な仕事だったりしないよね?」
「あっ、いえ! 変な仕事では、ないと思います。ちょっと特殊ではあるかもしれませんが……」
私からの話に若菜さんは「特殊?」と小首をかしげる。
「えっと……家政婦、なんですけど」
「家政婦!? え、ちょっと待って、なんでまた家政婦?」
そう訊かれて、よくよく考えてみればなんでこんなふうにとんとん拍子で家政婦になったのだろうと改めて考えてしまう。
湯島くんとトラブルになったあの取引先のホテルで筧さんと出会ったことから振り返り、若菜さんにことの発端から順を追って話していく。
若菜さんは真剣だったり驚いたり、表情をころころ変えながら話を聞いてくれた。
「えっ、ちょっと待って。じゃあまとめると、その会社社長のところで、昨日から住み込みの家政婦の仕事を始めたって、そういう話で合ってる?」
「はい。そんな感じです」
「なんか急展開で、頭がついていけてなくてごめん……何回も同じこと訊いちゃってるかも」