恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました


【逃げるってことは全部図星ってことだよな、ベッドでご奉仕も。ほんと幻滅。お前と付き合って同棲までしたの、俺の人生の汚点だわ】


 一度目で追った文字を何度も何度も読み返す。そのうちに視界が涙でいっぱいになって、画面は見えなくなった。


「……っ、うぅ」


 無意識のうちに気を張っていたのだろう。今になって次々と流れ落ちる涙と共に、嗚咽で喉が詰まる。

 呼吸の乱れは自分の意思では落ち着かせることはできず、バッグの中に入れていたタオルハンカチで口もとを押さえた。

 あとをつけられて罵声を浴びせられたり、こうしてひどいメッセージを送られたり、どうしてこんなことをされなくてはいけないのだろう。

 たしかに、過去に私と組んだ取引がうまく行かなかったことはあった。私の力不足でその結果を招いたと湯島くんが思うなら、きっとそうなのかもしれない。

 だけど、ここまで追い詰められなくてはならないのだろうか……?

 考えても考えても答えにたどりつかない。

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