Lost at sea〜不器用御曹司の密かな蜜愛〜
「えっ……これって……」
「俺のワガママを聞いてくれたお礼。"六花"は雪の結晶の意味もあるからね」
「お礼って……この一週間の?」
「もちろん。それからこっちはーー」
今度は左手を取られ、薬指にダイヤの指輪が差し込まれた。六花は驚いて目を見開く。
「六花、俺と結婚してほしい」
思いもしなかった言葉に、六花は唇を噛み締め、戸惑いを隠せなかった。
「……だ、だってそれは……」
拒むように手を引っ込めようとしたが、宗吾は六花の手を取りそっと口づけをする。その瞬間、体に電気が走ったかのように震えるのを感じた。
「今度こそちゃんと言うよ。ずっと六花が好きだった。だから正式に結婚してほしいんだ」
「でも……」
「大丈夫。もちろん断ったって構わない。今までのことは、はっきり言えない俺がいけなかったんだ。でもそのせいで六花をたくさん傷つけた。だからこれからはストレートに伝えることに決めた」
宗吾は時計を見てから六花に微笑みかける。
「もうそろそろ時間だ。詳しくは夜に話そう」
さっきから返事をしようとするたびに、彼に言葉を遮られている。まるで私の返事を交わそうとしているかのようーー宗吾も私からの返事を怖がってるの?
それなら尚更はっきりさせなければーーこのままではダメだ。彼が『夜に』と言ったんだから、私だってそこでこの関係に決着をつけなければーーきちんと伝えて終わらせよう。
「宗吾」
「どうした?」
「今夜、私からも話さなきゃいけないことがあるの。その話を聞いた上で、あなたにもこの先のことを考えて欲しい」
六花がそう伝えると、まるでそう言われるのを待っていたかのように、不思議と宗吾の顔が緩んだように見えた。
「わかった」
今度こそ二人の関係に答えを出さなければーーそれこそが未来へ踏み出すための一歩になるんだから。
「俺のワガママを聞いてくれたお礼。"六花"は雪の結晶の意味もあるからね」
「お礼って……この一週間の?」
「もちろん。それからこっちはーー」
今度は左手を取られ、薬指にダイヤの指輪が差し込まれた。六花は驚いて目を見開く。
「六花、俺と結婚してほしい」
思いもしなかった言葉に、六花は唇を噛み締め、戸惑いを隠せなかった。
「……だ、だってそれは……」
拒むように手を引っ込めようとしたが、宗吾は六花の手を取りそっと口づけをする。その瞬間、体に電気が走ったかのように震えるのを感じた。
「今度こそちゃんと言うよ。ずっと六花が好きだった。だから正式に結婚してほしいんだ」
「でも……」
「大丈夫。もちろん断ったって構わない。今までのことは、はっきり言えない俺がいけなかったんだ。でもそのせいで六花をたくさん傷つけた。だからこれからはストレートに伝えることに決めた」
宗吾は時計を見てから六花に微笑みかける。
「もうそろそろ時間だ。詳しくは夜に話そう」
さっきから返事をしようとするたびに、彼に言葉を遮られている。まるで私の返事を交わそうとしているかのようーー宗吾も私からの返事を怖がってるの?
それなら尚更はっきりさせなければーーこのままではダメだ。彼が『夜に』と言ったんだから、私だってそこでこの関係に決着をつけなければーーきちんと伝えて終わらせよう。
「宗吾」
「どうした?」
「今夜、私からも話さなきゃいけないことがあるの。その話を聞いた上で、あなたにもこの先のことを考えて欲しい」
六花がそう伝えると、まるでそう言われるのを待っていたかのように、不思議と宗吾の顔が緩んだように見えた。
「わかった」
今度こそ二人の関係に答えを出さなければーーそれこそが未来へ踏み出すための一歩になるんだから。