世界くんのタカラモノ
「じゃあこれは……梅子から口止めされてたけど特別に。この間の残業時間に依頼してた見積り取りに行ったんだけど、梅子がスマホ見ながらすごく嬉しそうにしててね。僕に気づいて恥ずかしそうにしてすぐに隠したから、思わず理由聞いたんだ。そしたら梅子なんて言ったと思う?」
俺は首を捻った。
「スマホすか?毎日梅子さんにはメッセージは何かしら送ってますけど……何か特別なこと送ったかな」
殿村が形の良い唇を引き上げた。
「それだよ」
「え?」
「結婚してからも一日一度は必ず御堂から感謝の言葉や労いの言葉、さらには愛情表現の言葉が送られてきて、どんなに疲れてても仕事が忙しくても頑張れるって。三年離れてた期間があるから、余計に形にも心にも残るメッセージをこうして毎日送ってくれることで、好きな人と結婚できて可愛い子供達がいて幸せだなって毎日噛み締めて実感してるって、顔真っ赤にしながら惚気けてたよ」
殿村の言葉に今度は俺が頬を染めると、さっきのガキみたいな嫉妬をしたことが恥ずかしくてそっぽを向いた。
「あの……その……どうも」
「いえいえ、どういたしまして」
その時小さな足音がこちらに向かって駆けてくる。
「パパー!」
「はやくきてー」
「宇宙、銀河どした?」
見れば宇宙と銀河の指差した先に結菜が蹲っている。俺が立ち上がるより先に殿村が走り出し、俺も慌ててあとを追いかけた。
俺は首を捻った。
「スマホすか?毎日梅子さんにはメッセージは何かしら送ってますけど……何か特別なこと送ったかな」
殿村が形の良い唇を引き上げた。
「それだよ」
「え?」
「結婚してからも一日一度は必ず御堂から感謝の言葉や労いの言葉、さらには愛情表現の言葉が送られてきて、どんなに疲れてても仕事が忙しくても頑張れるって。三年離れてた期間があるから、余計に形にも心にも残るメッセージをこうして毎日送ってくれることで、好きな人と結婚できて可愛い子供達がいて幸せだなって毎日噛み締めて実感してるって、顔真っ赤にしながら惚気けてたよ」
殿村の言葉に今度は俺が頬を染めると、さっきのガキみたいな嫉妬をしたことが恥ずかしくてそっぽを向いた。
「あの……その……どうも」
「いえいえ、どういたしまして」
その時小さな足音がこちらに向かって駆けてくる。
「パパー!」
「はやくきてー」
「宇宙、銀河どした?」
見れば宇宙と銀河の指差した先に結菜が蹲っている。俺が立ち上がるより先に殿村が走り出し、俺も慌ててあとを追いかけた。