スパダリ御曹司のお相手が、私でいいのでしょうか?~一晩だけのはずが溺愛が終わりません~
「あのう……。私、ちゃんとした着替えを持ってなくて……」
パーティー会場からそのまま瀧澤のマンションに来た光莉は買い物に行けるような着替えがなかった。
今だって瀧澤のシャツを借りているくらいだ。
レモンイエローのドレスはパーティーで着るには最適でも、スポーツ用品店に出掛けるには相応しくない。
「そうだった。少し待っててくれ」
そう言った数分後、瀧澤はブランドショップのロゴが入った紙袋を持って戻ってきた。
「妹が置いていった物なんだが……」
「これ、新品じゃないですか?」
紙袋の中の服は包装用のフィルムに包まれていた。
「気にせず着てもらって構わない。文句を言ってくるようなら、妹には新しい物を買い与える」
服を借りることに関しては気にしなくていいと言われたが、今度はサイズが心配になってくる。
光莉は大柄かつ元アスリートということもあり、レディースも着られないことがある。
とりあえず、着るだけ着てみようか。
瀧澤に退出してもらい、服に袖を通していく。