スパダリ御曹司のお相手が、私でいいのでしょうか?~一晩だけのはずが溺愛が終わりません~
翌日もテーブルセットの修理作業は続けられた。
有志で集められた面々がひとりまたひとりと去っていく中、瀧澤、遊佐、光莉の三人が最後まで残って作業に取り組んだ。やがて、汗と木くずにまみれた三日間が終わりを告げる。
修理が終わった年代様々な二十組のテーブルセットを、手配した2トントラックに次々と積み込んでいく。
「よろしくお願いします!」
トラックが出発し、その車影が見えなくなると、光莉と瀧澤は疲労と安堵でヘナヘナとその場に座り込んでしまった。
「お疲れ、出水さん」
瀧澤はお疲れ様の意を込めて、光莉の肩をポンポンと叩いた。
遊佐は積み下ろしの監督をするために、トラックと共に湾岸倉庫に向かった。比呂人はテーブルセットの修理が終わった時点で力尽き、死んだように寝ている。
この場には瀧澤しかいない。謝るなら今だ。
「本当にすみませんでした……!」
「もう謝らなくていい」
「でも……」
危うく瀧澤の顔に泥を塗り、仕事を任せてくれた安西会長の期待を裏切るところだった。