チカ先輩のお気に入り。




なのに、あんな分かりやすく避けてしまったら罪悪感でいっぱいになる。


「……大丈夫、私たち味方だから」

「気にしない気にしない。今のはしょうがないよ」


私の気持ちを察したのか、二人は切り替えるように明るく答えてくれて。
……よし、大丈夫。泣かない。

しばらく歩いたところで、後ろを振り向くともうチカ先輩の姿はなかった。



────────────────
────────


……っ、ちょ、ちょちょちょ!!
今日も先生話長いよ……っ!

今日が終わる帰りのSHRで、また先生の長話が始まる。

帰りは本当に急がなきゃいけないのに。
だって、そうじゃないと会っちゃうから。


何をそんなに連絡することがあるんだ……っ!!なんて思いながら時計とにらめっこ。

それから数分後に、号令がかかり椅子がガタガタと音を鳴らす。


挨拶したと同時に、私は急いで教室を出た……けど。




< 212 / 303 >

この作品をシェア

pagetop