結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
「珍しい。
私のいうことなんか聞かずに晩ごはんの準備、してるのかと思った」
「……イブキが膝から下りないから、立てない」
仏頂面で矢崎くんがイブキを見下ろす。
「あん!」
そんな彼とは反対にイブキは、ちゃんとパパを見張っていたよとでもいうように、得意げに鳴いた。
「じゃー、仕方ないねー。
イブキー、もうちょっとそうやって、パパを見張っててねー」
「あん!」
すぐにイブキが、返事をしてくれる。
本当に賢い子で、助かるな。
私が夕食の準備をしているあいだ、矢崎くんは諦めたのかイブキと遊んでいた。
ここしばらく彼から遊んでもらっていないし、イブキも嬉しそうだ。
「できたよー」
温め直した料理と、スープを食卓に並べていく。
たまにはまともな手料理を披露したいところだが、家政婦さんの作り置きを無駄にするのも惜しい。
土日の分は断るという手もあるが、今日みたいに外出したあとだと作るのも面倒臭いし、悩ましいところだ。
「わかったー」
イブキとの遊びを切り上げ、矢崎くんはキッチンで手を洗って食卓に着いた。
「いただきます」
「はい、どうぞ」
家で食べるとき、彼は必ず「いただきます」
って言う。
食べ終わったら、「ごちそうさま」。
そういうところは、いいなって思う。
私のいうことなんか聞かずに晩ごはんの準備、してるのかと思った」
「……イブキが膝から下りないから、立てない」
仏頂面で矢崎くんがイブキを見下ろす。
「あん!」
そんな彼とは反対にイブキは、ちゃんとパパを見張っていたよとでもいうように、得意げに鳴いた。
「じゃー、仕方ないねー。
イブキー、もうちょっとそうやって、パパを見張っててねー」
「あん!」
すぐにイブキが、返事をしてくれる。
本当に賢い子で、助かるな。
私が夕食の準備をしているあいだ、矢崎くんは諦めたのかイブキと遊んでいた。
ここしばらく彼から遊んでもらっていないし、イブキも嬉しそうだ。
「できたよー」
温め直した料理と、スープを食卓に並べていく。
たまにはまともな手料理を披露したいところだが、家政婦さんの作り置きを無駄にするのも惜しい。
土日の分は断るという手もあるが、今日みたいに外出したあとだと作るのも面倒臭いし、悩ましいところだ。
「わかったー」
イブキとの遊びを切り上げ、矢崎くんはキッチンで手を洗って食卓に着いた。
「いただきます」
「はい、どうぞ」
家で食べるとき、彼は必ず「いただきます」
って言う。
食べ終わったら、「ごちそうさま」。
そういうところは、いいなって思う。