結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
「へぇー、俺にそんな口、きいていいの?」
いやらしく彼が、ニヤニヤと笑う。
それが格好いいと思っているのか、シャツの第二ボタンまで開け、彼はだらしなくネクタイを緩めていた。
足を大きく開いて座り、くちゃくちゃとガムを噛んでいる様は、御曹司というよりも安いチンピラだ。
「いいと思っています」
平然と余裕を持って、彼の前に座る。
クビにしたいのならすればいい。
もっとも、子会社とは違い、ここでは彼の要求なんて誰も聞かない。
それに先ほどの件を出せば、分が悪いのは彼のほうだ。
「ふーん。
……殺人犯の娘のくせに」
「……え?」
一気に血液が引いて、目の前が真っ暗になった。
寒くもないのに全身がカタカタと震える。
なのにじっとりと、冷たい汗を掻いた。
「紘希はアホだし、じじぃは上手く騙してるみたいだけど、オレたちは騙されねーよ。
オマエ、西木の娘だろ」
「わた、しは」
椅子に座っているはずなのに、その場に崩れ落ちそうだった。
目の前がぐるぐると回る。
「最近、紘希のヤツ、調子に乗ってるから、いいネタないかと付き合ってるっていうオマエを調べてみたら、まさかあの、西木の娘だったとはね」
わざとらしく彼が、声を上げて笑う。
いやらしく彼が、ニヤニヤと笑う。
それが格好いいと思っているのか、シャツの第二ボタンまで開け、彼はだらしなくネクタイを緩めていた。
足を大きく開いて座り、くちゃくちゃとガムを噛んでいる様は、御曹司というよりも安いチンピラだ。
「いいと思っています」
平然と余裕を持って、彼の前に座る。
クビにしたいのならすればいい。
もっとも、子会社とは違い、ここでは彼の要求なんて誰も聞かない。
それに先ほどの件を出せば、分が悪いのは彼のほうだ。
「ふーん。
……殺人犯の娘のくせに」
「……え?」
一気に血液が引いて、目の前が真っ暗になった。
寒くもないのに全身がカタカタと震える。
なのにじっとりと、冷たい汗を掻いた。
「紘希はアホだし、じじぃは上手く騙してるみたいだけど、オレたちは騙されねーよ。
オマエ、西木の娘だろ」
「わた、しは」
椅子に座っているはずなのに、その場に崩れ落ちそうだった。
目の前がぐるぐると回る。
「最近、紘希のヤツ、調子に乗ってるから、いいネタないかと付き合ってるっていうオマエを調べてみたら、まさかあの、西木の娘だったとはね」
わざとらしく彼が、声を上げて笑う。