結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
「それで、さ。
父さんからバカのやることを見て反面教師にしろって言われて、アイツの裁判に通ってた。
そこで、純華を見かけた」
私も父の裁判には傍聴に通っていた。
まさか、あそこに紘希もいたなんて思わない。
「怒りと悲しみをぐっと飲み込んだような顔で、真っ直ぐに前を見つめている純華が、綺麗だと思った。
不謹慎だけど、一目惚れだったんだ」
「あ、うん」
照れたように彼が、人差し指で頬を掻く。
おかげで私の頬も熱くなっていった。
「でも、あんな最低野郎の身内だろ?
恥ずかしくて声はかけられなかった。
それに毎回、裁判に来てるし、きっと被告の身内なんだろうな、って」
「……そっか」
「うん。
それで、研修のときにすぐにあのときの子だって、気づいた。
再会が嬉しすぎて、なんであんなことがあったのにこの会社に入ったのかなんて、考えるの忘れていたな……」
ははっと自嘲するように彼が小さく笑う。
「……きっとあんな男がいるような会社だから、不正とかいっぱいやってるはず、私が暴いて潰してやる!って思ってたんだよ」
「ヤバっ、純華に俺の会社、潰されるところだった」
引かれるか嫌がられるかだと思ったのに、紘希はおかしそうに笑っている。
父さんからバカのやることを見て反面教師にしろって言われて、アイツの裁判に通ってた。
そこで、純華を見かけた」
私も父の裁判には傍聴に通っていた。
まさか、あそこに紘希もいたなんて思わない。
「怒りと悲しみをぐっと飲み込んだような顔で、真っ直ぐに前を見つめている純華が、綺麗だと思った。
不謹慎だけど、一目惚れだったんだ」
「あ、うん」
照れたように彼が、人差し指で頬を掻く。
おかげで私の頬も熱くなっていった。
「でも、あんな最低野郎の身内だろ?
恥ずかしくて声はかけられなかった。
それに毎回、裁判に来てるし、きっと被告の身内なんだろうな、って」
「……そっか」
「うん。
それで、研修のときにすぐにあのときの子だって、気づいた。
再会が嬉しすぎて、なんであんなことがあったのにこの会社に入ったのかなんて、考えるの忘れていたな……」
ははっと自嘲するように彼が小さく笑う。
「……きっとあんな男がいるような会社だから、不正とかいっぱいやってるはず、私が暴いて潰してやる!って思ってたんだよ」
「ヤバっ、純華に俺の会社、潰されるところだった」
引かれるか嫌がられるかだと思ったのに、紘希はおかしそうに笑っている。