光の行く末は【転生したら、魔王の側近でした×アテナ・イェーガーシリーズ】
クラルは、走って魔法使いと距離を詰めると剣を振り上げて呪具を破壊する。クラルは剣を投げ捨てると、勢いのまま魔法使いを蹴り飛ばした。

「お強いですね、クラルさんは」

感心したように、オリバーは呟く。そして、オリバーは呪文を唱えて魔法使いを拘束した。

「……あの呪具を、どうやって手に入れたんだ?」

クラルが問いかけると、魔法使いは「……俺に勝った褒美に、教えてやるよ」と不敵な笑みを浮かべる。

「数か月前、異世界に繋がる扉が出来ただろ?その日から、俺は異世界に興味が出てな。数か月かけて、異世界に行ける魔法を編み出した。そしたら、この世界に着いてな。そこでたまたま見つけたのが、この呪具ってわけだ」

「……話しは終わりですか?さぁ、元の世界に帰りましょう。あの、異世界に繋がる穴はもう閉じています。ロネさんたちも、元の世界に帰りましょうか」

オリバーの言葉に、ロネは悲しそうな顔をした。それを見たオリバーは、ため息をつく。

「仕方ありませんね。また、この世界に連れてあげますよ。ですから、今日は一旦帰りましょう」

オリバーの言葉に、ロネは「分かりました。オリバーさん、約束ですよ!」と返した。
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