御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい
「何言ってるのよ。あの人と話すとあなたの自慢話ばかり。とてもよくやってくれているといつも嬉しそうに話すの。それだけで私がどれだけ幸せか。自分を褒められているような気持ちよ」
私は感動して泣けてきた。
「あらやだ、水川さん。そんな目で見ないで。恥ずかしいこと言いすぎたわね。そう話がそれたわよ。要するに、あんたは彼女を取られたくないだけでしょ?」
私がぎょっとしてそおっと彼を見たら、そっぽを向いている。
「……やっぱりそういうことね。ねえあなたたち、もしかして付き合ってるんでしょ?おかしいと思ったのよね。社長賞を取った逸材を自分の専属にするなんて、あなたひとりがいいおもいをするためとしか思えないもの」
私はなんと答えるのか彼をじっと見つめた。すると、お母様がこちらを見てる。え?
「水川さんたら、否定しないのね。つまりそういうことね……」
え?え?
彼がジトリと私を睨んだ。えー?私が否定するの?