れんれんと恋するための30日
福は透子と別れて駅に向かって歩いていると、駅の改札に蓮が立っているのが見えた。
蓮は福を見つけると手を振った。
でも、連の顔はちょっと怒っている。
「遅くね?」
蓮はリロキッチンにいた時と同じ格好をしている。
「もしかして、ずっと待ってたの?」
福は、嬉しいのか寂しいのか、複雑な気持ちだった。
「透子と会ってたんだろ?」
そうか、そうだよね…
蓮は私を待ってたんじゃなくて、透子さんと何を話したかを知りたいだけなんだ。
「うん」
福はそう言うと、蓮を通り越して歩き出した。
「幸、透子と何を話した?」
「言わない」
「なんでだよ」
蓮は福に追いつき、福の前に立ちはだかった。
「じゃ、聞くけど、れんれんはさ、どうして透子さんとつき合ってるの?」