憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
「ただいまー」
知らない靴が並んでるのを見て来客だと知り自分の部屋へと向かう。
ドドド…と普段聞くことのない足音に振り返るとお母さんが階段をものすごい勢いで駆け上がって来た。
声にならない悲鳴を上げて目の前の私を凝視すると、肩を掴んで揺すってくる。
「彩、夢じゃないよね?」
ひとしきり私を揺すって気が済んだのか、私を押しながら夢じゃない?と1人で呟いてる。
どうしたのかと聞いても返事がなく、ただ押されて私はリビングへと向かう。
「お客さんが来てるんじゃないの?」
ソファには男性が座ってる。
お母さん?と振り向くと早く行きなさいと手をブンブンされる。
私に関係ある人なのかな…。
そっとリビングに入ってソファに近づこうとするとその男性がこっちを向いた。
「えっ………。」