憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
そっと手を握る理玖
私は目を見開いて凝視することしかできない。
そんな私を微笑みながら愛おしそうな目で見てる姿は本当に愛されてると感じる。
「…私がっ、理玖と、け、結婚…?」
「そう。彩がしてくれないと俺、一生1人だから。」
「私なんかで良いの…?私、料理そんなできないよ…。」
「2人でやれば良い。俺、彩を家政婦にするんじゃないから。死ぬまで隣にいて欲しい。何もしなくてもいてくれるだけで幸せだ。」
ぽろぽろと涙が溢れる。
本当に何もできない私でも良いの…?
跪いてる理玖の首元に抱きついて、大好きだと伝える。
「いつ帰ってくるの…?」
「あと1年で終わらす。だからあんま帰って来られないかもしれないな。」
ぐすぐすと鼻を鳴らしながらも首元に擦り寄って、理玖の膝に座る。
会えないのは寂しい。
でも、たった1年我慢したら一生理玖の隣にいさせてもらえる。
そう考えると1年を乗り越える気力が湧いてくる。
だから…、
と自然に顔を上げて自分から小さくちゅっと口づけた。
「待ってる。理玖の隣に自信持って並べるように綺麗になるね。」
「分かってねーな。相変わらず。」
はぁ…とため息を吐いた理玖は私の頭を押さえて少し強引にキスした。
時間を忘れて没頭する2人
次第にリビングには水音が響いてきた。