憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした





理玖が無事日本に帰国したその日、私たちは晴れて夫婦となった。


私は大学生活真っ只中だけど、早く結婚したいという理玖の思いに私も両親も撃ち抜かれてしまった。

結婚はしたものの、私が大学を卒業するまでは夫婦だけど恋人のように過ごすことが理玖のお母様からの条件だった。

それがあったから両親も手放しで結婚を喜んでくれた。



やっと会いたいと思ったら会える距離に理玖がいる。と思っていたが、理玖は仕事がものすごく忙しいみたいで、私と会う時は前後に仕事を詰め込んで会ってくれていた。


私が理玖のお母様に会ったのは結婚した次の日
する前に会わなくて良いのかと理玖に聞いたら、『彩と結婚することは前から了承している。』と言われた。


理玖のお母様はとても綺麗な方で、ものすごく私に申し訳なさそうだった。


理玖が強引に結婚を迫っていないか。
本当に今、結婚して良いのか。などを繰り返し聞かれた。


それは全部私を思ってくださっているのは、ひしひしと感じたし、私さえ良ければ結婚には賛成だと言ってもらえた。


大丈夫だと返すとお母様はじっと理玖を見て静かに言ってた。



『分かってると思うけど、節度ある交際を。夫婦になるけどまだ彩ちゃんは学生よ。大事な学校生活に支障をきたさない程度に。…お願いね理玖』

『分かってる。そんなバカじゃないから。』



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