憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
その言葉通り、理玖とは緩やかに進んでいった。
というか、付き合う前から恋人のようなことをしてしまっていたのもある。
それでも理玖と初めてベッドに入ったのは、私が20歳を過ぎてからだった。
その時にものすごく大人になったと感じた。
理玖との恋人の段階も1つ上がったような気もしていて、理玖が更に好きになっていた。
今日は理玖のお家の知り合いの人たちがたくさん集まっているらしく、理玖のお母様に2人でおいでと誘われた。
緊張する私に理玖は緊張する必要ない。と軽く言うけど、理玖の奥さんとして恥ずかしいことはできない!と気が引き締まる。
初めて来た理玖のお母様の実家はものすごく大きくて入る前から圧倒されていた。
思わず理玖の手を両手で握りしめ、そのまま理玖に連れられるようにして奥へと入って行く。
もう入る前から賑やかな声が聞こえてきて理玖は面倒くさそうに私を見た。
「帰る?」
「…あ、挨拶だけでもしなくちゃ…。」
緊張しているが、ここまで来て挨拶しないのもモヤモヤするから帰りたそうな理玖を私が引き止めるという変な構図になった。