憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
12月
私はなんとか教室に戻れるようになった。
男子が多い学校故に、避けることなんてできないけど、女子が気にかけてくれていた。
友達に囲まれ、そして…
「んっ…、んぅ。」
この人との関係は不思議な関係だけど、幸せな日々を送ってた。
毎日、お昼と放課後に来てはキスをして、話したり勉強したりしている。
私のこと好き?と何度も聞きたくなるのをグッと抑えるのは、この幸せな時間がなくなるのが怖いから。
彼女でもないのにキスをたくさんしてくれる。
放課後も用事がない限り1時間一緒にいてくれる。
拙かったキスにも慣れてきた。
自然と呼吸できるようになってきたし、力を抜いて身を預けるようになっていた。
ちゅっ…。
可愛い音を立てて離れていく艶やかな唇を眺めていれば、にやりと口角が上がった。
「足りないか?」
顔に熱が溜まってる私とは対照的に彼はいつも涼しげにキスしてる。
それが悔しく思いながらも、大人の余裕を感じて胸がキュンとなる。
「〜っ、あなたの方が足りないんじゃない?何でそんな余裕なの!?」
素直に悔しいと伝えると軽く鼻で笑われて、
「こんなちゅっちゅするだけのキスはまだ子どもみたいなもんだからな。」
と言われた。