憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
"閉じ込める"
その言葉に初めて理玖と会った時のことを思い出す。
確か私はお昼に加奈子ちゃんに呼び出されてあの空き教室に連れて行かれた。
そして、閉じ込められたんだった。
理玖に出会えたことがその事実を忘れさせてくれてた。
「イケメンの獣とか私が欲しいわ!何であんただけ良い思いしてんのよ!!」
「加奈子ちゃんっ、待って。…何で私を閉じ…」
「目障りだからだよ!」
「夜鴉の幹部とやっと付き合えて姫になれたと思えば、下っ端に女がいる!?しかもそいつは下っ端たちにちやほやされて、男どもは私なんか目もくれない。」
「だから嘘で陥れて追い出したのに、まだお前の話をする奴らがいるから、痛めつけようとブサイクの獣がいる教室に閉じ込めた。」
ギリギリと首を絞められるぐらいに抑えつけられる。
「それなのに何!?実は私がイケメンの遊蘭総長に行くんじゃないかと思って嘘ついてたとか言うし!?」
「痛めつけるために閉じ込めた女がいつの間にかそのイケメンと連日キスしてるし?何で痛めつけるはずがイケメンとの縁を繋げてんの?私じゃなくてこの女との。」