憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
「話が見えません。」
「あの女を抜きにして、彩に良くしてくれたお礼だと思えば良い。ただ審査は甘くはない。容赦なくしてくれと言っておく。」
思わず頭を抱える。
どんだけ顔が広いんだ。それも上の立場にいるんだろう。
「幹部はダメだ。下っ端のみ。」
「もちろん。」
今さら別の族でやり直したいとは思わない。
「ふっ。」
安達が笑ってる。
「上にのぼっただけあるな。お前」
「…ありがとうございます。」
「うち来るか?」
12月27日
「今日を持って夜鴉は解体する。」
今年最後に全員集まる日に解体を告げる。
突然のことに下っ端たちは困惑している。
それは、幹部2人と女も。
「どういうことだよ!?」
「急に何!?」
ざわめく倉庫内を静める。下っ端たちにも伝えるべきだ。
「全ては黒田加奈子が原因だ。」
「私!?私何もしてないよ!?大輝!」