私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「……ハァハァハァハァハァハァハァ……ゆ……ハァハァハァハァハァハァハァ……と……ハァハァハァハァハァハァハァハァ………」

「大丈夫
 ゆっくりでいいから呼吸しよ…?」

「ハァハァハァハァ……ハァハァハァハァハァハァ………」

そして香音を抱きしめながらどうにか落ち着かせていった












しばらくして香音は落ち着いた

「ゆぅ…と…………」

「ん、大丈夫」

「……こわ…い………」

「………ごめんな
 あんな目に遭わせちゃって…………」

「……たす……けて………」

「………ずっと一緒にいるよ
 何があっても」

「………………ゆぅ…と………私………どのくらい………寝てた…?」

「………6ヶ月…………」

「…………そんなに…………」

「だから待ちくたびれた
 香音と話せなくて寂しかった」

「……奏斗………先生……は?」

「奏斗は3ヶ月
 香音の半分だな」

「…………そっか」

「みんな心配してたよ
 香音のこと」

「…………ぅん………」
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