天才パイロットは交際0日の新妻に狡猾な溺愛を刻む
「HA479,roger.」
『えっ……聞こえていますか!?』
「はい、今だけですが。ナイスランディングでした!」
驚いて思わず、といった調子で返してきた副操縦士も、きっと私と同じ気持ちなんだろう。ようやく会話できる嬉しさをひしひしと感じながら、ひとまず乗客の様子を尋ねる。
幸い体調の悪い人などはいないようで、ほっと胸を撫で下ろした時だ。副操縦士とはまた別の、低く落ち着きのある声で『八丈レディオ』と呼びかけられ、ドキリとする。
『おかげで無事到着することができました。サポートに心から感謝いたします。あなたの声に助けられました』
──松本での最後の交信と同じ、助けられたというひと言に胸が熱くなった。
どれだけ頑張ってもあまり日の目を見ないこの仕事で、自分が役立っていると感じられるものはパイロットからの労いの言葉だったりする。それをくれるのはいつも暁月さんだ。
でも今は、彼の声が聞こえただけでものすごく嬉しい。
一時だけモニターから視線を外し、急激に込み上げてくる涙を堪えるのに精一杯だった。
『えっ……聞こえていますか!?』
「はい、今だけですが。ナイスランディングでした!」
驚いて思わず、といった調子で返してきた副操縦士も、きっと私と同じ気持ちなんだろう。ようやく会話できる嬉しさをひしひしと感じながら、ひとまず乗客の様子を尋ねる。
幸い体調の悪い人などはいないようで、ほっと胸を撫で下ろした時だ。副操縦士とはまた別の、低く落ち着きのある声で『八丈レディオ』と呼びかけられ、ドキリとする。
『おかげで無事到着することができました。サポートに心から感謝いたします。あなたの声に助けられました』
──松本での最後の交信と同じ、助けられたというひと言に胸が熱くなった。
どれだけ頑張ってもあまり日の目を見ないこの仕事で、自分が役立っていると感じられるものはパイロットからの労いの言葉だったりする。それをくれるのはいつも暁月さんだ。
でも今は、彼の声が聞こえただけでものすごく嬉しい。
一時だけモニターから視線を外し、急激に込み上げてくる涙を堪えるのに精一杯だった。