不埒な上司と一夜で恋は生まれません
 課長は寝ているだろうし。

 課長の電話番号も知らない。

 ……まあ、この時間にかけたら怒られそうだしな。

 そう思い、とりあえず、呑み屋にかけてみたら、まだ店員さんがいてくれた。

 ちょうど掃除を終えたところだが、そんなものは落ちていなかったという。

 やっぱり課長の家かな。

 幸い、近いし、鍵かけてないし、と思って戻ってみたが、何故かドアが開かない。

 くっ。
 課長が一回起きてかけたのかっ?

 あるいは、まさかのオートロック!?

 トボトボ和香はアパートに戻り、玄関前にしゃがんだ。
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