不埒な上司と一夜で恋は生まれません
 カバンの中からハンカチを取り出し、
「どうぞ、お嬢様~」
と自分に向かって言いながら、冷たいコンクリートの上に敷いた。

 ははは……とむなしく笑う。

 そのまま膝を抱えて、玄関で寝た。



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