不埒な上司と一夜で恋は生まれません
「あの、鍵……」
「やはりお前のか」
と耀は赤いリンゴのキーホルダーのついた鍵を和香の前にぶら下げる。
「あっ、ありがとうございますっ」
天竺への階段が今ここにっ! と、和香は恭しくそれを受け取る。
今日こそ、ふかふかの布団に潜り込んで寝よう、と思っていた。
冷たいコンクリートにしゃがんで寝たせいで、まだお尻が痛かった。
「視線で来いと言っても通じないから、昨夜のあれは夢だったのかと思ったぞ」
「ああ、すみません。
いやでも、そもそも、私、用もないのに課長を見つめませんから」
その言葉に、何故か、耀の機嫌が悪くなる。
「やはりお前のか」
と耀は赤いリンゴのキーホルダーのついた鍵を和香の前にぶら下げる。
「あっ、ありがとうございますっ」
天竺への階段が今ここにっ! と、和香は恭しくそれを受け取る。
今日こそ、ふかふかの布団に潜り込んで寝よう、と思っていた。
冷たいコンクリートにしゃがんで寝たせいで、まだお尻が痛かった。
「視線で来いと言っても通じないから、昨夜のあれは夢だったのかと思ったぞ」
「ああ、すみません。
いやでも、そもそも、私、用もないのに課長を見つめませんから」
その言葉に、何故か、耀の機嫌が悪くなる。