ウチの居候ヴァンパイアくん。


「だって、映画観る時もずっと繋いでたし、ここに来る間もずっと—」


「だから?いいじゃん。繋ぎたいんだから繋ぐの!それとも俺に手を握られてるのが嫌?」


「嫌ではないけど恥ずかしい…」


「恥ずかしがる由里さんが可愛すぎて、ますます手を離したくなくなるよ。」


「なっ!!もう!」


アキラが恥ずかしい言葉を次々と口にするので、由里はたまらず顔をそむけた。


「もう、年上をからかうのやめて…」


空いている方の手で紅潮した頬を抑えながら由里がぶつくさ文句を言うと、アキラは横を向いてクスクス笑った。


「…ねぇ、由里さん。やばいかも。」


「へ!?」


突然のことに由里が驚いてアキラを見ると、アキラが物欲しそうな目で由里を見ていた。


「吸血さしてくんない?」


「え、今!?」


「うん、ちょっと貧血なりそう…」


「え!大変!えっと―」
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