幼なじみ、じゃない。


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「ーーーあ、葉山ー!」



っげ、先生……。

今私の名前を呼んだのは社会の先生。生徒をこき使うことでとっても有名な人で、生徒たちにとって絶対ばったり会いたくない人ナンバーワンでもある。


そしてそんな人にばったり会ってしまった私は例外なく被害にあってしまうわけであって。



「ちょうど良いところに!これを準備室に持っていってくれ!」



別にちょうど良いところにいたつもりはなかったんだけど…。

見えないように、こっそりジト目。



もう、今日はついてない。



ーーーーー……



「ふう……。おっけー…」



つ、つかれた…。あの先生、すっごく多い荷物だった…。

おかげさまで、運ぶのが大変大変。


ちょうど今お昼休みだったから良かったけど、お昼休みじゃなかったら確実に死んでた。



まだお昼ご飯を食べてないから、お腹はペコペコで体力はすり減っている。




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