同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
…たしかに、そんなことを言われていた。


『なんてすばしっこいのかしら…。あんなサルみたいな生徒がいただなんて…聞いたことがないけど』


思い出してしまい、ぐうの音も出ない。


どうやら、わたしがうみちゃんと電話する前から話を聞いていたようだ。

4限から教室にいないとは思っていたけど、ずっとこの木の上で昼寝をしていたんだとか。


「それにしても、ウチのクラスの朝陽うみって双子だったんだ。ほんとよく似てるな」


まじまじとわたしの顔をのぞき込んでくる無愛想男。


まるでめずらしいものでも見るかのようにジロジロと見られて、こちらとしてはいい気はしない。

それに、無表情で顔を近づけてくるから…なんだかこわいし。


そういえばうみちゃんが言っていたけど、無愛想男って――。


「あなたって、“女嫌い”じゃないの…?」
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