緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
お祖父ちゃんはいつも笑顔を浮かべていて、とても穏やかな人だった。そんなお祖父ちゃんに魔導師というイメージは全く無い。
「あ、でも祖父は元々別の国に住んでいたらしいです。この国で祖母に出逢って永住したと聞いたことがあります」
もしかして術式が珍しいのも、国の違いが原因かもしれない。言葉が違うように魔法も国によって違うのだろう。
「いや、国は関係無いと思うよ。魔法はこの世界の理を規準にして体系化されているんだ。だからこの世界の人間である限り、国が違っても魔法がもたらす効果は変わらないはずなんだよ」
……私の予想は尽くハズレていく。何だか事態は私の理解できる範囲を超えてきたようだ。
「僕も魔法を使ってみるから、よく見ておいてね。<我が生命の源よ 清らかなる水となりて 我が手に集い給え アクア=クリエイト>」
私と同じ初級の魔法の呪文を唱えたヘルムフリートさんの手のひらから、魔法陣が浮かび上がると、そこから水でできた球体が現れた。
「これが普通の魔法だよ。アンさんの魔法との違いはわかる?」
「……えっと、私の魔法は魔法陣が無かったと思います」
「あ、でも祖父は元々別の国に住んでいたらしいです。この国で祖母に出逢って永住したと聞いたことがあります」
もしかして術式が珍しいのも、国の違いが原因かもしれない。言葉が違うように魔法も国によって違うのだろう。
「いや、国は関係無いと思うよ。魔法はこの世界の理を規準にして体系化されているんだ。だからこの世界の人間である限り、国が違っても魔法がもたらす効果は変わらないはずなんだよ」
……私の予想は尽くハズレていく。何だか事態は私の理解できる範囲を超えてきたようだ。
「僕も魔法を使ってみるから、よく見ておいてね。<我が生命の源よ 清らかなる水となりて 我が手に集い給え アクア=クリエイト>」
私と同じ初級の魔法の呪文を唱えたヘルムフリートさんの手のひらから、魔法陣が浮かび上がると、そこから水でできた球体が現れた。
「これが普通の魔法だよ。アンさんの魔法との違いはわかる?」
「……えっと、私の魔法は魔法陣が無かったと思います」