緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
一体何を言われるのかと、緊張しながらお伺いしてみれば、まさかの返答が。
「王女殿下とローエンシュタイン侯爵の婚約式の花を、アンネリーエさんのお店にお願いしたいのです」
「えっ?! 私の店にですか?! そんな大事な式典の花を?!」
「はい。王女殿下とローエンシュタイン侯爵たっての希望でもあるのですよ」
「え、お二人の……?」
驚いている私に伯爵様が教えてくれたことによると、王女様やヘルムフリートさんが、私の花を使いたいのだとかなり強い要望を議会に出したのだという。
懐疑的だった大臣たちが賛成したのも、フィリベルトさんが太鼓判を押してくれたからだそうだ。
「えっ?! フィリベルトさんって大臣なのですか?!」
「おや。ご存じなかったのですね。フィリベルト殿は国務大臣のお一人ですよ。実直な人柄で人望もある立派な方なのです」
「そんな方だとは知りませんでした……お店の常連さんの知り合いだとしか……」
「はは、フィリベルト殿は権力をひけらかすような方じゃありませんしね」
フィリベルトさんは気さくで愛妻家、というイメージしかなかった。人は見かけによらないんだなぁ。
「王女殿下とローエンシュタイン侯爵の婚約式の花を、アンネリーエさんのお店にお願いしたいのです」
「えっ?! 私の店にですか?! そんな大事な式典の花を?!」
「はい。王女殿下とローエンシュタイン侯爵たっての希望でもあるのですよ」
「え、お二人の……?」
驚いている私に伯爵様が教えてくれたことによると、王女様やヘルムフリートさんが、私の花を使いたいのだとかなり強い要望を議会に出したのだという。
懐疑的だった大臣たちが賛成したのも、フィリベルトさんが太鼓判を押してくれたからだそうだ。
「えっ?! フィリベルトさんって大臣なのですか?!」
「おや。ご存じなかったのですね。フィリベルト殿は国務大臣のお一人ですよ。実直な人柄で人望もある立派な方なのです」
「そんな方だとは知りませんでした……お店の常連さんの知り合いだとしか……」
「はは、フィリベルト殿は権力をひけらかすような方じゃありませんしね」
フィリベルトさんは気さくで愛妻家、というイメージしかなかった。人は見かけによらないんだなぁ。