緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
プレッシャーがとんでもないけれど、私が育てた花が良いと言ってくれた王女様やヘルムフリートさんのためにも、私は全力を尽くさねばならない。
マイグレックヒェンを植え終えた私はお店の方へと向かう。
今日は式場の確認のためにお店を臨時休業にしていたけれど、お店に戻ってみると誰かが扉をノックしていることに気がついた。
「どなたですか……? え、ジルさん?!」
扉からそうっと覗いてみると、意外な人物──ジルさんが立っていて驚いた。
「すまない。休みのプレートが掛かっていたから帰ろうと思ったのだが、明かりが点いていたのでな」
「そうなんですね。あ、良ければ中にどうぞお入り下さい」
「む。良いのか? アンの顔をひと目見たかっただけなのだが」
「ふえっ?! え、あ、その、全然大丈夫ですよ! せっかくですし、どうぞどうぞ!」
私の顔なんかで良ければいくらでもどうぞ! と思ったけれど、口に出さず、何とか平静を装った。
私はジルさんを温室へ招くと、クロイターティの準備をする。
マイグレックヒェンを植え終えた私はお店の方へと向かう。
今日は式場の確認のためにお店を臨時休業にしていたけれど、お店に戻ってみると誰かが扉をノックしていることに気がついた。
「どなたですか……? え、ジルさん?!」
扉からそうっと覗いてみると、意外な人物──ジルさんが立っていて驚いた。
「すまない。休みのプレートが掛かっていたから帰ろうと思ったのだが、明かりが点いていたのでな」
「そうなんですね。あ、良ければ中にどうぞお入り下さい」
「む。良いのか? アンの顔をひと目見たかっただけなのだが」
「ふえっ?! え、あ、その、全然大丈夫ですよ! せっかくですし、どうぞどうぞ!」
私の顔なんかで良ければいくらでもどうぞ! と思ったけれど、口に出さず、何とか平静を装った。
私はジルさんを温室へ招くと、クロイターティの準備をする。