緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
クラテールにお湯を注いで蒸らしている間、そう言えば、と思ったことをジルさんに聞いてみることにした。
「あの、店の方に用事があったんですよね? 花束ですか?」
「……いや。近くに来たついでにアンにこれを渡そうと思ったのだが……」
そう言ってジルさんがテーブルに置いたのは、手の込んだ装飾が施された、高そうな箱だった。
「……えっと、これは……?」
「開けてみてくれ。気に入って貰えると嬉しいのだが」
ジルさんに促され、箱を取って蓋を開けてみると、そこにはマイグレックヒェンを象った髪留めが入っていた。
「……うわぁ……! すごく綺麗で可愛いです!! え、これを私に……?」
まさかジルさんから、こんなに素敵な髪留めをプレゼントされるとは思わなかった私は、心底驚いた。
「ああ。アンに似合うと思って用意した。出来ればいつも身に付けていて欲しい。それにはヘルムフリートが施した身体防御の術式が組み込まれているんだ」
「えっ?! これ、魔道具なんですか?!」
「うむ。アンに危害を加えようとする者から守ってくれるはずだ」
「あの、店の方に用事があったんですよね? 花束ですか?」
「……いや。近くに来たついでにアンにこれを渡そうと思ったのだが……」
そう言ってジルさんがテーブルに置いたのは、手の込んだ装飾が施された、高そうな箱だった。
「……えっと、これは……?」
「開けてみてくれ。気に入って貰えると嬉しいのだが」
ジルさんに促され、箱を取って蓋を開けてみると、そこにはマイグレックヒェンを象った髪留めが入っていた。
「……うわぁ……! すごく綺麗で可愛いです!! え、これを私に……?」
まさかジルさんから、こんなに素敵な髪留めをプレゼントされるとは思わなかった私は、心底驚いた。
「ああ。アンに似合うと思って用意した。出来ればいつも身に付けていて欲しい。それにはヘルムフリートが施した身体防御の術式が組み込まれているんだ」
「えっ?! これ、魔道具なんですか?!」
「うむ。アンに危害を加えようとする者から守ってくれるはずだ」