緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
「もうお礼はいただきましたよ! テーゲベック美味しかったです!」
「あれじゃあまだ足りない」
「いやいやいや! もう十分ですから!」
「……ごめんね、アンさん。こいつ、思いついたらすぐ実行しようとするんだよ。ジギスヴァルトもアンさんを困らせたら駄目だってば」
「……む」
気心が知れているのだろう、二人のやり取りに思わず笑みが溢れてしまう。
私はいつも冷静沈着だと思っていたジルさんの意外な一面を知って、もっとジルさんのことを知りたいな、と思った。
* * * * * *
❀名前解説❀
テーゲベック→お茶菓子(みたいな?)
「あれじゃあまだ足りない」
「いやいやいや! もう十分ですから!」
「……ごめんね、アンさん。こいつ、思いついたらすぐ実行しようとするんだよ。ジギスヴァルトもアンさんを困らせたら駄目だってば」
「……む」
気心が知れているのだろう、二人のやり取りに思わず笑みが溢れてしまう。
私はいつも冷静沈着だと思っていたジルさんの意外な一面を知って、もっとジルさんのことを知りたいな、と思った。
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❀名前解説❀
テーゲベック→お茶菓子(みたいな?)