緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
「……えっ?! まさかジルさんは騎士団長だったんですか?!」
「ああ……言わなかったか?」
「聞いてませんよーーーーっ!!」
(まさかお客さん達が噂していた超強い騎士団長がジルさんだったなんて……! 私今まですごく失礼な態度だったんじゃ……! ……あれ? そんなジルさんと親しくて王女殿下と恋仲のヘルムフリートさんは……?)
正直聞きたくないけれど、今聞いておかないといけない気がした私は、恐る恐る確認する。
「……あの、念の為お聞きしたいんですけど、ヘルムフリートさんのお仕事は……?」
「ん? 僕は魔術師団で団長をやってるよ」
(ぎゃーー!! よりにもよってそっちーー!!)
国の中枢で、国防を担う二大組織の長二人が今ココに!! なんて密度が濃い空間なのっ!?
余りに身分が高い二人に、ただの花屋の私がどう接すればいいのか悩んでしまう。
「……アン、俺の身分など気にせず、今まで通りにしてくれないか?」
まるで心を読んだかのようなタイミングで、ジルさんが私に懇請する。
「ああ……言わなかったか?」
「聞いてませんよーーーーっ!!」
(まさかお客さん達が噂していた超強い騎士団長がジルさんだったなんて……! 私今まですごく失礼な態度だったんじゃ……! ……あれ? そんなジルさんと親しくて王女殿下と恋仲のヘルムフリートさんは……?)
正直聞きたくないけれど、今聞いておかないといけない気がした私は、恐る恐る確認する。
「……あの、念の為お聞きしたいんですけど、ヘルムフリートさんのお仕事は……?」
「ん? 僕は魔術師団で団長をやってるよ」
(ぎゃーー!! よりにもよってそっちーー!!)
国の中枢で、国防を担う二大組織の長二人が今ココに!! なんて密度が濃い空間なのっ!?
余りに身分が高い二人に、ただの花屋の私がどう接すればいいのか悩んでしまう。
「……アン、俺の身分など気にせず、今まで通りにしてくれないか?」
まるで心を読んだかのようなタイミングで、ジルさんが私に懇請する。