人肉病
どちらにしても見たくない光景だ。
私は外を確認することなくキッチンへ向かった。
時間は確認していないけれどすっかり日は高くなっていて、空腹感が強い。
冷蔵庫からふたつめのタッパーを取り出してテーブルにつき、食べ始める。
普段は朝はそれほど食べないタイプの私だけれど、今は朝も夜も無関係になっている。
無心で食事をしているとあっという間にタッパーの中身がなくなってしまった。
せっかく持ってきた食料はあっけなく尽きてしまう。
「足りたか?」
後ろから声をかけられて、慌てて口元を拭って振り向いた。
「大丈夫だよ」
頷いた矢先にお腹がぐぅと音を立てた。
恥ずかしさでうつむく私に「食欲が強くなっていくって、ニュースでもやってたからな」と、圭太が呟いた。
「私のことは気にしなくていいから」
外へ出れば死体は沢山ころがっている。
その中から非感染者のものを探せばいいだけだ。
「わかってる」
圭太は短く返事をして自分の食事作りに取り掛かったのだった。
私は外を確認することなくキッチンへ向かった。
時間は確認していないけれどすっかり日は高くなっていて、空腹感が強い。
冷蔵庫からふたつめのタッパーを取り出してテーブルにつき、食べ始める。
普段は朝はそれほど食べないタイプの私だけれど、今は朝も夜も無関係になっている。
無心で食事をしているとあっという間にタッパーの中身がなくなってしまった。
せっかく持ってきた食料はあっけなく尽きてしまう。
「足りたか?」
後ろから声をかけられて、慌てて口元を拭って振り向いた。
「大丈夫だよ」
頷いた矢先にお腹がぐぅと音を立てた。
恥ずかしさでうつむく私に「食欲が強くなっていくって、ニュースでもやってたからな」と、圭太が呟いた。
「私のことは気にしなくていいから」
外へ出れば死体は沢山ころがっている。
その中から非感染者のものを探せばいいだけだ。
「わかってる」
圭太は短く返事をして自分の食事作りに取り掛かったのだった。