S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
【わかりました、お仕事がんばってくださいね!】
誕生日を祝う言葉を添えるかどうか迷ったけれど、やっぱり会って伝えたいと思った。
(日付が変わる前に、柾樹さんが帰ってくることを祈ろう!)
すごく大変な状況なのかもしれない。彼から、このメッセ―ジへの返信はなかった。
和葉は柾樹の誕生日は終わってしまうその瞬間まで、ダイニングで待ち続けていたけれど、彼は帰ってこなかった。
柾樹が帰宅したのは翌朝、和葉がちょうど仕事のために家を出る時間だった。
ふたりはダイニングルームで顔を合わせた。
「おかえりなさい。大変でしたね」
「あぁ……」
柾樹はさすがに疲れた顔で、声にもハリがない。
「一日遅れですけど、お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう。ゆうべは、本当に悪かった」
「いえ、気にしないでください。私、もう出なくてはいけないんです。帰ってきたら、またあらためてお祝いさせてくださいね!」
「うん。俺はちょっとシャワーを浴びてくる」
柾樹は手にしていたスマホをテーブルの上に置くと、ヨロヨロと部屋を出ていく。
(すごくやつれているけど……大丈夫かな?)
彼のことが心配だったけれど、今日は登美子が休みの日なので和葉が店に遅れるわけにはいかない。もう出ようと足を踏み出したところで、柾樹のスマホのバイブレーションがいやに大きく響いた。
「び、びっくりした~」
誕生日を祝う言葉を添えるかどうか迷ったけれど、やっぱり会って伝えたいと思った。
(日付が変わる前に、柾樹さんが帰ってくることを祈ろう!)
すごく大変な状況なのかもしれない。彼から、このメッセ―ジへの返信はなかった。
和葉は柾樹の誕生日は終わってしまうその瞬間まで、ダイニングで待ち続けていたけれど、彼は帰ってこなかった。
柾樹が帰宅したのは翌朝、和葉がちょうど仕事のために家を出る時間だった。
ふたりはダイニングルームで顔を合わせた。
「おかえりなさい。大変でしたね」
「あぁ……」
柾樹はさすがに疲れた顔で、声にもハリがない。
「一日遅れですけど、お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう。ゆうべは、本当に悪かった」
「いえ、気にしないでください。私、もう出なくてはいけないんです。帰ってきたら、またあらためてお祝いさせてくださいね!」
「うん。俺はちょっとシャワーを浴びてくる」
柾樹は手にしていたスマホをテーブルの上に置くと、ヨロヨロと部屋を出ていく。
(すごくやつれているけど……大丈夫かな?)
彼のことが心配だったけれど、今日は登美子が休みの日なので和葉が店に遅れるわけにはいかない。もう出ようと足を踏み出したところで、柾樹のスマホのバイブレーションがいやに大きく響いた。
「び、びっくりした~」