S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
「彼女の事情を俺の口からベラベラしゃべるのもおかしいし、それに和葉は俺が正直に放しても信じなかったと思うぞ」
「え~。そんなこと――」
「いや、絶対に『下手な言い訳して最低!』ってもっと印象が悪くなったはず」
なんだかありえそうな話で、和葉は言い返すことができなかった。
「俺がどういう男かは、言葉でごちゃごちゃ弁解するより行動で示せばいいと思った。けど……」
自信たっぷりだった彼の表情が少し曇る。膝の上で組んだ両手に、彼はそっと視線を落とす。
「うまくいってるように思ってたんだが、違ったのか? 和葉はまだ俺を信用できないか」
そうこぼした彼の横顔はひどく寂しそうで、和葉は自分のことしか考えていなかったことをあらためて反省した。
(理由も話さずに嫌な態度を取ったら、柾樹さんだって不安になるに決まってる)
彼はいつでも余裕たっぷりだったから、いつの間にか甘えて当然のように思っていたのかもしれない。和葉は柾樹に謝った。
「いろいろ、ごめんなさい。ちゃんとお話ししますね」
和葉は円城寺メディカルセンターに弁当を届けに行ったこと。そして、そこで看護師から柾樹が結婚の事実を公にしていない事実を聞いたことを話す。
「……そういうことか」
柾樹は額に手を当て、がっくりと脱力した。それから、和葉に向き直る。
「え~。そんなこと――」
「いや、絶対に『下手な言い訳して最低!』ってもっと印象が悪くなったはず」
なんだかありえそうな話で、和葉は言い返すことができなかった。
「俺がどういう男かは、言葉でごちゃごちゃ弁解するより行動で示せばいいと思った。けど……」
自信たっぷりだった彼の表情が少し曇る。膝の上で組んだ両手に、彼はそっと視線を落とす。
「うまくいってるように思ってたんだが、違ったのか? 和葉はまだ俺を信用できないか」
そうこぼした彼の横顔はひどく寂しそうで、和葉は自分のことしか考えていなかったことをあらためて反省した。
(理由も話さずに嫌な態度を取ったら、柾樹さんだって不安になるに決まってる)
彼はいつでも余裕たっぷりだったから、いつの間にか甘えて当然のように思っていたのかもしれない。和葉は柾樹に謝った。
「いろいろ、ごめんなさい。ちゃんとお話ししますね」
和葉は円城寺メディカルセンターに弁当を届けに行ったこと。そして、そこで看護師から柾樹が結婚の事実を公にしていない事実を聞いたことを話す。
「……そういうことか」
柾樹は額に手を当て、がっくりと脱力した。それから、和葉に向き直る。