S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
「和葉。悪いな、朝から来てもらって」
看護師は驚いたようにぐるんと首を振って、彼の顔を見た。
「え……彼女は円城寺先生の……?」
どういう関係なのだ?と言いたげな視線を察したのだろう。柾樹はさらりと答える。
「彼女は俺の大切な女性だ。近々、病院のみんなにも紹介するつもりでいるから」
目を白黒させている彼女を残して、柾樹は和葉もとに歩み寄り、肩を抱き寄せた。
「よかったんですか? タイミングとかいろいろあるのでは?」
「子どもができたんだ。これ以上隠しておく必要もないだろう」
大切な女性。その単語を反芻して、和葉は口元をほころばせた。
夜。風呂あがりの和葉を柾樹が手招きで呼ぶ。
「なんですか?」
「髪、乾かしてやるから座れ」
妊娠を報告したせいか、柾樹はこれまで以上に過保護になっている気がする。けれど、和葉も今は彼に甘えていたかった。
素直に彼の膝の間にちょこんと座る。頭を包み込む彼の大きな手が心地よかった。
(初恋の彼が旦那さまになって、さらには赤ちゃんまで……幸せだなぁ)
「なにニヤニヤしてるんだ?」
「な、なんでもないですよ」
照れ隠しに和葉は視線を泳がせる。ふっと不敵に笑んで、柾樹は言う。
「和葉の考えていることなんかお見通しだぞ」
「えぇ?」
「俺も同じことを思ってる。幸せだな」
和葉は顔を真っ赤にして、でも正直にうなずいた。
看護師は驚いたようにぐるんと首を振って、彼の顔を見た。
「え……彼女は円城寺先生の……?」
どういう関係なのだ?と言いたげな視線を察したのだろう。柾樹はさらりと答える。
「彼女は俺の大切な女性だ。近々、病院のみんなにも紹介するつもりでいるから」
目を白黒させている彼女を残して、柾樹は和葉もとに歩み寄り、肩を抱き寄せた。
「よかったんですか? タイミングとかいろいろあるのでは?」
「子どもができたんだ。これ以上隠しておく必要もないだろう」
大切な女性。その単語を反芻して、和葉は口元をほころばせた。
夜。風呂あがりの和葉を柾樹が手招きで呼ぶ。
「なんですか?」
「髪、乾かしてやるから座れ」
妊娠を報告したせいか、柾樹はこれまで以上に過保護になっている気がする。けれど、和葉も今は彼に甘えていたかった。
素直に彼の膝の間にちょこんと座る。頭を包み込む彼の大きな手が心地よかった。
(初恋の彼が旦那さまになって、さらには赤ちゃんまで……幸せだなぁ)
「なにニヤニヤしてるんだ?」
「な、なんでもないですよ」
照れ隠しに和葉は視線を泳がせる。ふっと不敵に笑んで、柾樹は言う。
「和葉の考えていることなんかお見通しだぞ」
「えぇ?」
「俺も同じことを思ってる。幸せだな」
和葉は顔を真っ赤にして、でも正直にうなずいた。