S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
ふたりは娘に『紗和』と名づけた。女の子だったので、和香子と和葉の『和』の字を受け継いでもらうことにしたのだ。
身体を綺麗にしてもらった紗和が和葉のもとへ帰ってくる。初めて我が子を抱く両手は、緊張と興奮に震えていた。
「わ、わぁ~」
指や爪の小ささに驚く。抱きつぶしてしまわないかとビクビクしてしまう。
「あったかい。かわいいなぁ……」
小さくても、しっかりと体温があって、よく見れば鼻がヒクヒクと動いている。自分と柾樹の赤ちゃんが、たしかにここに存在しているのだという事実に目頭が熱くなる。
「絶対にこの子を幸せにしましょうね!」
涙ぐんだ瞳で和葉は柾樹を見る。
「えぇ、柾樹さん?」
和葉は思わず声をあげる。なぜなら、彼が自分よりよほど大粒の涙をポロポロとこぼしていたからだ。彼がこんなに涙もろいタイプとは意外だった。
「人生で……こんなに感動したのは初めてかもしれない」
「――私も。はい、柾樹さんも紗和を抱いてあげてください」
和葉は抱っこを彼と代わる。紗和はまだほとんど目も開いていないけれど、面差しがどこか柾樹に似ているように思う。
「柾樹さんとよく似てる」
「そうか? 俺は口元が和葉に似て、かわいいと思ったが」
「本当ですか? じゃあ、どっちの要素も少しずつ受け継いでいるのかも」
和葉は顔をほころばせた。
「あぁ。成長が楽しみだな」
身体を綺麗にしてもらった紗和が和葉のもとへ帰ってくる。初めて我が子を抱く両手は、緊張と興奮に震えていた。
「わ、わぁ~」
指や爪の小ささに驚く。抱きつぶしてしまわないかとビクビクしてしまう。
「あったかい。かわいいなぁ……」
小さくても、しっかりと体温があって、よく見れば鼻がヒクヒクと動いている。自分と柾樹の赤ちゃんが、たしかにここに存在しているのだという事実に目頭が熱くなる。
「絶対にこの子を幸せにしましょうね!」
涙ぐんだ瞳で和葉は柾樹を見る。
「えぇ、柾樹さん?」
和葉は思わず声をあげる。なぜなら、彼が自分よりよほど大粒の涙をポロポロとこぼしていたからだ。彼がこんなに涙もろいタイプとは意外だった。
「人生で……こんなに感動したのは初めてかもしれない」
「――私も。はい、柾樹さんも紗和を抱いてあげてください」
和葉は抱っこを彼と代わる。紗和はまだほとんど目も開いていないけれど、面差しがどこか柾樹に似ているように思う。
「柾樹さんとよく似てる」
「そうか? 俺は口元が和葉に似て、かわいいと思ったが」
「本当ですか? じゃあ、どっちの要素も少しずつ受け継いでいるのかも」
和葉は顔をほころばせた。
「あぁ。成長が楽しみだな」