二次元に妻を奪われたくないスパダリ夫は、壮大すぎる溺愛計画を実行する
「んんっ……!!」

 あまりにも激しい口付けは、香澄の理性をも奪っていく。

(もっと欲しい、この人が)

 香澄も必死になって、口を開けて涼の口付けを受け止める。
 少しずつ覚えてきた、涼の舌の動きに合わせて、涼の舌に自分の舌を絡めていく。
 その感触が、たまらなく気持ちよくて、香澄は涼の頭に自然と手を回していた。
 呼吸をする度に、ほんの少し唇を離そうとすると、涼の唇が追いかけ、香澄の唇を吸う。だから鼻で息をすると、涼の爽やかだけど華やかな香りが香澄の体に溶け込んでいく。
 それら全てが、香澄の涼への欲望を掻き立て行く。

「好き……大好き……」

 香澄は、声にならない声を囁きながら、涼への溢れて止まらない想いを涼にぶつける。

「んん……愛してるよ、香澄……」

 涼も、香澄にキスをしながら、香澄の体に埋め込むように愛を囁く。
 そうして2人は、飽きることなくお互いを求め合った。

 想定外の来客がくるまでは。
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