乙女と森野熊さん


「ごめん、すぐ帰って来いって」


「え、今?」


「お昼一緒に食べたいのかもしれない」


あはは、と笑う真奈美に違和感を感じる。間違いなく無理をしているんだ。


「そっか、残念だけど仕方が無いね。実は秋山先輩が家を出る所くらい出待ちして撮影したいって連絡あって、真奈美が帰るのは夕方頃だと連絡してあるんだ。

だからとりあえず今から出ることを連絡させて。その間荷物準備しておいでよ」


真奈美は頷くと私の部屋に荷物を片付けに行き、私は慌てて秋山先輩に電話をする。だがコール音がするだけで繋がらない。

私はこれから出ることをLINEし、出かける準備を始めた。


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